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毎晩どこかの掲示板に、こんな言葉が流れている。

「貯金20万。会社に行こうとすると涙が出る。でも辞めたら家賃が払えない。」

「月曜日が来るだけで動悸がする。でも今辞めたら生活できない。どうすればいい。」

読んでいると胸が痛い。でも同時に、もったいないとも思う。

ぶっちゃけ言う。

「貯金がないから辞められない」は、制度を知らないだけの思い込みであることが多い。

毎月給料から引かれ続けてきた社会保険料、あれは今みたいなときのために積んできたお金だ。使っていい。むしろ使うために払ってきた。


順番が全て。傷病手当金を先に使う

退職したその日から失業保険をもらおうとする人が多いんだけど、これが落とし穴になる。

失業保険は「働ける状態なのに仕事がない人」向けの制度だ。心身がボロボロで働けない状態のときに申請しても、そもそも受給できない。

だから順番はこう。

体を壊している間は「傷病手当金」で生活を支える。回復して働ける状態になったら「失業保険」に切り替えて再出発する。この2段階で動くのが正解。


STEP1|傷病手当金、知ってるようで知らない人が多すぎる

働けない状態なら、健康保険から給与の約3分の2が出る。月給30万なら月20万前後。最長で1年半(通算)。途中で復職してまた倒れた、みたいなケースでも、実際に休んだ日数分だけカウントされるので、復職期間があった分だけ受給期間が延びる。

マジで知らない人が多いんだけど、これ、退職後でも受け取れる。条件付きで。

📎 公式情報:病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)|全国健康保険協会(協会けんぽ)

受け取るための条件、3つだけ覚えて

①医師の診断書 「この人は今働けません」という証明を医師に書いてもらう。

②3日間の待期 3日間連続で休んだ後、4日目から支給対象になる。最初の3日は有給でも欠勤でもどちらでもいい。

③退職後も継続受給する場合の条件 退職時点でもう傷病手当金を受給中であること、かつ健康保険の加入期間が継続1年以上(任意継続期間は除く)あること。この両方が必要。

超重要

退職前から受給していない場合、退職後に新たに申請することは原則できない。体調不良を感じたら、在職中に早めに受診・申請手続きを始めることが最重要。

📎 申請書ダウンロード:健康保険傷病手当金支給申請書|全国健康保険協会

退職日の処理、地味に大事

退職日に会社に行って挨拶とかしてしまうと、その日が「出勤日」としてカウントされる。そうなると退職後の受給継続ができなくなる場合がある。退職日は有給か欠勤で処理するのが無難。

とはいえ健保組合によって細かい運用が違う。念のため加入組合に事前確認してほしい。

「申請書の書き方がわからない」「会社とのやり取りが不安」という人は、社労士に相談するという選択肢もある。 傷病手当金の申請代行や、退職後の給付金を最大化するアドバイスをしてくれる。費用はかかるけど、数百万円単位の給付金を確実に受け取るための投資として考えると安い。


STEP2|これ知らないと後悔する、受給期間の延長申請

傷病手当金をもらっている間は「今は働けない状態」なので、失業保険は同時に受け取れない。これは仕方ない。

ただ、放置してると怖いことになる。

失業保険の受給権は退職から1年で消える。療養中にのんびりしていたら「気づいたら権利が失効していた」ということが普通に起きる。

それを防ぐのが「受給期間延長申請」。ハローワークでできる。これをやっておくと受給権を最大4年まで延ばせる(本来の1年+延長最長3年)。

離職日の翌日から30日以上働けない状態が続いたタイミングで、なるべく早めにハローワークへ。持ち物の目安は受給期間延長申請書、離職票-2、医師の診断書。

📎 ハローワーク公式(雇用保険の手続き)

📎 最寄りのハローワークを探す

申請のタイミングや必要書類は法改正で変わることがある。ここに書いたのはあくまで目安なので、実際の手続き前にハローワークか厚労省の公式サイトで確認してほしい。


STEP3|体が回復したら、失業保険に切り替える

医者に「もう働いていいですよ」と言われたら、ハローワークへ行って延長解除の手続きをする。そこから7日間の待期期間(全員共通)を経て、失業保険が動き出す。

あと、病気が理由の退職と認めてもらえると、自己都合退職にかかる給付制限(2025年4月改正以降は原則1ヶ月)がなくなる場合がある。これもハローワークで状況を話して確認してみてほしい。給付制限の日数や条件自体も法改正で変わるので、最新情報はハローワーク窓口で。


時系列で整理するとこうなる

  1. 体調が怪しいと感じたら受診して診断書をもらう
  2. 在職中から傷病手当金の申請を開始する(←ここが最重要)
  3. 退職(退職日は有給または欠勤処理)
  4. ハローワークで受給期間延長申請
  5. 傷病手当金で療養に専念(最長1年6ヶ月)
  6. 回復後に延長解除・失業保険へ移行
  7. 再就職・転職活動スタート

よく使う公式リンクまとめ


最後に一言だけ

これ、逃げ道じゃない。ずっと払い続けてきた保険料の、正当な使い道だ。

壊れてから動くより、限界を感じた今動く方が絶対に早い。

「会社に診断書を出すのが怖い」「退職を切り出せない」という人は、退職代行という選択肢もある。 診断書の提出も退職手続きも全部代行してもらえるので、自分で会社と一切やり取りせずに済む。

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【免責事項】本記事は情報提供を目的としています。個別の状況によって適用条件は異なるため、具体的な手続きはハローワーク、加入健康保険組合、または社会保険労務士等の専門家に確認してください。制度内容は法改正により変わることがあります。

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